実践者と考える子ども食堂でできることできないことを開催しました。

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2016年9月9日

写真:講師のお二人

実践者と考える子ども食堂でできることできないことを2016年8月28日に開催しました。

野瀬病院さんのご厚意で多目的ホールをお借りし、スタッフを加えると60名近い方のご参加がありました。

参加者はすでに子ども食堂の活動をはじめておられる方、昨今の報道を通じて何かできることを探しておられる方、行政、中間支援NPOや助成団体と、このテーマの関心の高さが伺えます。

講師には、大阪子どもの貧困アクショングループ(通称CPAO)代表徳丸ゆき子さんと西淀川子どもセンター代表理事西川日奈子さんをお招きしました。いずれの団体も「子ども食堂」に近い食事プログラムをお持ちの一方、多岐に渡る支援活動を行っておられます。

実際に前夜も危機的状況にある母子の直接支援に奔走していたという徳丸さん。活動の背景にある子どもやその親の貧困について、活動場所である生野区だけではなく諸外国や国内の状況も含め問題提起いただき、民間でできることはなにか、CPAOが食事プロジェクトである「ごはん会」を通じて何を目指しているのか、「子どもたちの『まずは、ごはん!』をどう支えるか?」の真意についてお話し頂きました。スタッフは7人が無給、数多くのボランティアに支えられるパワフルな活動をうかがい知ることができました。

地域の中で子育て支援ではなく、本人に届く「子ども支援」を、と長年活動を続けてこられた西川さん。西淀川子どもセンターの理念や活動、今年で4年めに入った「夜間サテライト事業」の活動について、映像も交えながらご紹介頂きました。「夜サテ」は子どもと直接つながるきっかけとして食事があり、そこから始まる一対一のコミュニケーションを通じて親以外の大人が子どもを支えるという過程があります。参加していた子どもが今ではスタッフとして支える側にまわるなど、息の長い活動の一端を垣間見ました。

講演終了後には、参加者の方々からは実践者であるお二人に聞きたいという質問が数多く出され、講師のお二人には限られた時間のなか、お答えいただきました。

すでに関わっている人からの継続を心配する声には、民間だからこそフットワークを軽く!という徳丸さんからのエールや、つないだ手は離さない覚悟でという西川さんの一言が印象に残りました。

写真:会場の様子

参加者の声

  • 大切なことは子どもの心を受け止めること、子どもとのコミュニケーションを心に置いて、こども食堂を続けることができればうれしいです。(川福さん)
  • 「当事者とつながる」こと、意外と目が向いていなかったり、地域とつながっていくことの大切さ、もう一度考えてから取り組んでいかなきゃと。「つながりをつくる」「関係性を生かす」ことに目を向けて、取り組んでいければと思います。(H.K.さん)
  • 現実をお聞きし、ショックを受けたり、チャレンジを頂きました。食堂のメニューに力を入れるより、もっと子どものしんどさに耳を傾け、同伴していくことの大切さを学んだ。
  • 教育現場は、子どもの(貧)困について気づくことが多い。一方、自分たちだけで解決しようとする傾向もある。地域のさまざまな人とつながり、こどもたちのパートナーになっていきたい。(古賀さん)